蓬莱閣

丹崖山の断崖

蓬莱閣(ほうらいかく)は、黄鶴楼、岳陽楼、滕王閣とともに「中国四大名楼」に称されます。 山東省煙台市の県級市である蓬莱市北部の丹崖山の断崖の上にあります。 嘉祐6年(1061年)、登州郡守の朱処約は、唐代に漁民が建てた龍王廟を丹崖山の西側に移し、 元の場所に蓬莱閣を建立しました。元豊8年(1085年)、文豪蘇東坡が登州軍州事となり、 詩文を書き残しました。これが名声を得て、蓬莱閣の名も知られるようになりました。

蓬莱閣、天后宮、竜五宮、呂祖殿、三清殿、弥陀寺の計6つの建物およびそれに付随する建造物からなり、 建築面積1.89万㎡、敷地面積は3.28万㎡。閣内には至る所に文人の貴重な書や対聯の石刻があります。 蓬莱閣は、「八仙」が海を渡った伝説や海上に浮かぶ蜃気楼でたいへん有名です。

東側に隣接する蓬莱水城(明代の海軍要塞。戚継光父子が水軍を鍛錬し倭寇を撃退しました)とともに1982年、
全国重点文物保護単位に登録されました。

仙人の地ー蓬莱閣

仙人の地

蓬莱閣が「仙境」ともいわれるのには、次のような伝説があるからです。 「海中に三仙山あり、名を蓬葉・方丈・瀛洲という。そこには仙人が住み、不老長寿の薬がある」。 史書には、秦の始皇帝と漢の武帝が仙人と仙薬を探し求めて当所にやって来たとあります。徐福が始皇帝の命令で仙薬を求めて船出したところであるとも伝えられています。

また、神話「八仙、海を渡る」の八仙人が船出したところともいいます。
蓬莱閣で酒を飲み、酔ったところで、各自の宝器により飄然と海を渡って行ったといわれています。